最先端研究開発支援プログラム フォトニクス・エレクトロニクス融合システム基盤技術開発について
「将来のコンピュータ(集積回路)においては、省電力化、高速化、ダウンサイズ化の限界が存在する。この限界を打破するためには、半導体中の新しい電子現象を用いる方向と並んで、フォトン(光子)とエレクトロン(電子)の融合したデバイス/システムの実現が不可欠である。しかし、LSIシステムの産業化において本格的にフォトンが重要な役割を果たすためには、シリコン上の光源開発など物性・材料科学に立脚した革新的技術の探究とともに、具体的なシステム実証により実用化への道筋を明らかにすることが必要である。
本プログラムでは、データセンタの機能をチップ上に集積したシステムである「オンチップデータセンタ」の2025年頃の実現を目標として、フォトニクスとエレクトロニクスの融合に向けた革新的基盤技術の研究開発を行う。」
NEWS & TOPICS
- 2013年8月12日
- PECST主催の The 3rd International Symposium on Photonics and Electronics Convergence (ISPEC 2013)のウェブページが公開されました。[link]
- 2012年8月10日
- PECST主催の The 2nd International Symposium on Photonics and Electronics Convergence (ISPEC 2012)のウェブページが公開されました。[link]
- 2011年9月19日
- 荒川泰彦教授らが、LSIチップ間を光インターコネクトで接続できるシリコン光配線集積回路を開発し、3.5Tbps/cm2の世界最高伝送密度を達成しました。[プレスリリース]
- 2011年5月22日
- 荒川教授がHeinrich Welker賞を受賞
- 2011年5月1日
- 荒川泰彦教授がNick Holonyak, Jr. Awardを受賞[link]
- 2010年12月22日
- 荒川泰彦教授が、公開シンポジウム「ナノ量子情報エレクトロニクスの進展」 の基調講演で、当プロジェクトの活動を紹介
東京大学本郷キャンパス(浅野地区)武田ホール - 2010年12月2日
- 荒川泰彦教授が、SEMICON Japan 2010(幕張メッセ)にて、当プロジェクトの活動を紹介
・応用物理学会特別シンポジウム「半導体テクノロジーの最先端~最先端研究開発支援プログラム採択30課題より~」 - 2010年10月19日
- 荒川泰彦教授が、榊裕之名誉教授とともに、C&C賞を受賞
「量子細線、量子ドットのデバイス応用の提案は、情報通信分野の新たな地平を切り開く先駆的、先導的なものであり、今後、多方面への応用が期待される」 - 2010年9月29日
- 最先端研究開発支援プログラムの活動内容を、InterOpt2010(International Opto-Electronics Exhibition 2010@パシフィコ横浜)にて紹介
- 2010年9月23日
- 日立製作所とPECSTは、フィン型構造のシリコン発光ダイオードで光増幅現象を観測
・国際会議SSDM2010(2010 Int. Conf. on Solid State Devices and Materials)に発表 - 2010年7月16日
- 最先端研究開発支援プログラムで加速・強化するテーマとして選択され、7月20日より平成22年度最先端研究開発戦略的強化事業を開始
- 2010年6月30日
- 第1回つくばイノベーションアリーナ(TIA)公開シンポジウムのポスター展示に参加
- 2010年5月31日
- 荒川泰彦教授、田辺克明特任助教らシリコン基板上1.3μm量子ドットレーザの
室温発振に成功 - 2010年5月28日
- 荒川泰彦教授が第13回シリコン・フォトニクス研究会において講演
「フォトニクス・LSI融合システム基盤技術開発の展開
~ 最先端研究開発プロジェクトの発足~」 - 2010年3月10日
- 最先端研究開発支援プログラム(FIRST)が始動
- 2010年2月16日
- 荒川泰彦教授が TIA (Tsukuba Innovation Arena) Nanotech International Workshop
において講演
"Photonics merging into Nanoelectronics ~ Photonics-Electronics (PE) Integration~" - 2009年9月4日
- 内閣府 最先端研究開発支援プログラム(FIRST)に採択
・中心研究者: 荒川泰彦 東京大学教授
・研究課題 : フォトニクス・エレクトロニクス融合システム基盤技術開発